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伝える技術

  • 執筆者の写真: gs-product
    gs-product
  • 2021年12月4日
  • 読了時間: 4分

更新日:2022年1月28日

公益社団法人かながわデザイン機構(KDF)のデザインソースバルで登壇のご依頼いただき、コンセプトデザイナーの伝える技術と題して、2021年デザインソースバル第一回目のオンラインセミナーにてお話させていただきました。


登壇のご依頼いただいたときリアルセミナーとして+オンライン参加可ということから登壇を決めたのですが、新型コロナの影響によりオンラインセミナー開催となりました。


デザインソースバルはかながわデザイン機構内外の交流を目的としています。そこで「新たなデザインの種」を芽吹かせる場とするコンセプトをご提案、また理事の方のお声がけもあって都築区工業団地の企業様、そして神奈川県内の企業様、KDF会員も参加していただきました。異業種の交流の機会となり活発な意見交換もありでとても良い会となりました。ご清聴ご参加下さった皆様、誠にありがとうございました。


テーマ「伝える技術」について

以前、アイリスオーヤマで「新商品をつくる」商品開発をしていた時、特に意識して実践したことは「伝えるコト」。毎週月曜日のプレゼ会議では、沢山の案件がある為、短い提案時間内で如何にして商品の企画やコンセプトを大山社長に伝えるかが重要ポイントでした。現在もわたしの仕事柄全体最適を見据えたトータルデザイン提案を実践していますが、一般的にはデザインの分業化が定着した反面、全体を見てのデザイン活動が少なくなっていると感じます。デザイン+商品を世に出すためには製造原価や人材育成等を含めたトータルコストを抑えることが商品の競争力を更に高めることを経験していたのでここを中心にお話しました。


伝える側が受け手に伝える際、受け手側の環境に依存するが前提となります。オンライン会議であれば、パソコン環境が大きく影響するのでそれらにも配慮すると「伝わる率」が上がります。




ー開催に至った経緯ー


登壇の依頼は自由テーマで、2021年のデザインソースバルで何をするか?もはっきりしていないところからのスタート。以前、大学での講義キャリア開発に似てるわ、と感じました。具体的な希望があるとテーマを絞り込みやすいのですが、目的、ターゲット等絞り込まれていないのはなかなかに難しいモノです。


かながわデザイン機構での初登壇はデザイン思考セミナーでした。中国ビジネスでのデザイン活用についてお話。経済技術部門で賞をいただいたこともありお話させていただきました。今回で2回目、。2020年1月から、出張できなくなり、日本にいることもあり、行ったり来たりでなかなか活動に参加できなったので登壇することとしました。


テーマ決めをする際、気を付けたこと。

・幅広い層に参加いただける内容にしたい。専門的高尚すぎないコト。

・参考事例等ヴィジュアルで分かりやすく。

・机上論理より実際に活用し商品化したコトを中心にする


コンセプトというと漠然としてこの表現を使いたくないという意見もありますが、企画~発売、商品が売れるまでこのコンセプトは多少ぶれるコトが多々ある為、漠然とする面があるものと捉えるとわかりやすいかもしれません。ただ私がコンセプトを大切にするのはアイデアや要素を抽出、可視化させることがコンセプトデザインだと思います。




商品化してきた商品群 ガーデンウッドエクステリア市場のラティスシリーズ、木製の犬小屋、ペットキャリー、ペットトイレなどはここまで市場で売れるとは思ってなく、コンセプトも漠然としていたものでした。ですが、このコンセプトを設計する事が売れるきっかけになったことが結果として残っているので、これまでのヒット商品が作れた原点がコンセプトにあると実感していることから、コンセプトデザインを使ってます。


余談になりますが、伝えるスキルが上がったのはプレゼのPDCAです。ひな壇会議室にて、社長専務常務に提案しますが、商品化に値しない提案をするとその場が弾劾裁判状態となり、提案者が一人つるし上げられます。時には提案前に「サイナラ」と言われ、提案されず玉砕されることもある為、事前準備をしっかりと行って臨みます。そこで、、、、

*blog更新中




 
 
 

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